
「普段24.5cmのスタッフが、24.5cmを履いてぴったりでした」
靴の商品ページで見かける着用コメントです。ただ、これだけでは「自分も同じサイズでよさそう」とは判断しにくいかもしれません。スタッフの足の特徴や、どこがちょうどよかったのかまでは分からないからです。
スタッフ着用レビューは、お客様が自分の足や好みと比べながら読めると、サイズ選びの参考になります。長い文章にする必要はありません。「誰が、どのサイズを、どんな条件で履き、どう感じたか」をそろえることが大切です。
今回は、靴ECのスタッフ着用レビューに入れたい項目と、具体的な書き方を紹介します。
まずは「普段履くサイズ」と「今回履いたサイズ」を分ける
レビューを書くとき、最初にそろえたいのが、スタッフの情報と試着した靴の情報です。
「サイズ:24.5cm」とだけ書くと、普段履く靴のサイズなのか、実測した足の長さなのか、今回試着したサイズなのかが分かりません。それぞれに見出しを付けて区別しましょう。
| 項目 | 書いておきたいこと |
|---|---|
| 普段履くサイズ | 例:スニーカーは24.5cm。比較に使う靴の種類やブランド・モデルが分かれば添える |
| 実測した足長 | 計測した場合のみ、左右の数値と測り方を記載する |
| 足の特徴 | 幅が広め・甲が高めなど。本人の感覚なのか、計測に基づく情報なのかも分ける |
| 試着した商品・サイズ | 商品名・品番、サイズ、幅の選択肢があればその種類も記載する |
| 試着の条件 | 靴下やストッキングの種類、室内で歩いたかなど |
| 部位ごとの履き心地 | つま先、幅、甲、かかとの感想 |
| 選んだサイズと理由 | 複数サイズを試した場合は、違いと選んだ理由 |
すべての項目を一度に埋めるのが難しければ、まずは「普段履くサイズ」「試着サイズ」「靴下などの条件」「部位ごとの感想」から始められます。
足長を測っていない場合は、普段履くサイズをそのまま足長として載せないようにします。「幅は広めだと思う」といった本人の感覚も、計測値と混同しない書き方にしましょう。
「ぴったり」を、足のどこがどう感じたかに言い換える
「ちょうどいい」「少し小さい」といった言葉も、部位ごとの感想を添えると具体的になります。
たとえば、つま先には余裕があっても、小指の付け根が当たることがあります。「小さい」の一言では、長さが足りないのか、幅が窮屈なのかを読み取れません。
次のように、場所と感覚を一緒に書いてみましょう。
| 確認する場所 | コメントの例 |
|---|---|
| つま先 |
指先は当たらず、少し余裕がありました
|
| 幅 |
親指の付け根は気になりませんが、小指の付け根に圧迫感がありました
|
| 甲 |
ひもを調整すると、甲の当たりが気にならなくなりました
|
| かかと |
立っているときは気になりませんが、歩くとかかとが少し浮きました
|
※上記は書き方を示す架空の例です。特定商品の着用結果ではありません。
感じ方を無理に専門用語へ置き換える必要はありません。「当たる」「押される感じがする」「歩くと浮く」など、履いたときの様子が伝わる言葉で十分です。
また、試着時点の感想と、長時間履いた後の評価は別です。短時間の試着であれば、その条件を書き、「一日履いても疲れない」など、確かめていないことまで広げないようにしましょう。
サイズを比べたら、選ばなかった方の感想も添える
2つのサイズを試した場合は、選んだサイズだけでなく、それぞれの違いも残すと参考になります。
「24.5cmがおすすめです」と結論だけを書くよりも、「24.5cmは幅の当たりが気にならず、25.0cmは歩くとかかとが浮いたので、今回は24.5cmを選びました」と書く方が、選んだ理由を伝えられます。
同じ普段サイズの人でも、ゆとりのある履き心地が好きな人と、足に沿う履き心地が好きな人では選び方が変わることがあります。スタッフ自身の好みも、必要に応じて一言添えてください。
一方で、幅が窮屈だったからといって、誰にでもサイズアップを勧める書き方は避けたいところです。サイズを上げたときのつま先やかかとも確認し、試した範囲の感想として伝えましょう。
そのまま使える、スタッフ着用レビューの記入例
ここまでの項目を、1人分のレビューにまとめると次のようになります。
記入例
※以下は書き方を説明するための架空のレビューです。実在するスタッフや商品のデータではありません。
- 普段履くサイズ:スニーカーは24.5cm
- 実測した足長:右24.0cm/左24.2cm(裸足で立ち、足形を紙に写して計測)
- 足の特徴:本人の感覚では幅が広め
- 試着した商品:スニーカーA(架空の商品)
- 試着サイズ:24.5cm、25.0cm
- 試着の条件:薄手の靴下を着用し、室内で短時間歩いて確認
- 履き心地の好み:かかとが浮きにくく、つま先には少し余裕がある履き心地
着用コメント
24.5cmは、つま先に少し余裕があり、幅の当たりも気になりませんでした。ひもを調整すると甲が収まり、歩いたときのかかとの浮きも気にならなかったため、今回は24.5cmを選びました。
25.0cmは、つま先の余裕が大きく、歩くとかかとが少し浮きました。薄手の靴下で試した感想なので、厚手の靴下を合わせる場合は履き心地が変わる可能性があります。
記入用テンプレート
- 普段履くサイズ:
- 実測した足長・測り方(計測した場合):
- 足の特徴(本人の感覚/計測結果):
- 商品名・品番:
- 試着したサイズ・幅の種類:
- 靴下などの試着条件:
- つま先の感想:
- 幅・甲の感想:
- 歩いたときのかかとの感想:
- 選んだサイズと理由:
- 別サイズとの違い(試着した場合):
このテンプレートは、社内で感想を集めるためのものです。商品ページでは、重複する説明をまとめ、読みやすい長さに整えて使えます。
スタッフが変わっても、比べやすい書き方にする
スタッフごとに自由に書くと、ある人はつま先の話だけ、別の人は素材の話だけになり、同じ商品でも比べにくくなることがあります。
文章を一律にそろえる必要はありませんが、確認する項目は共通にしておくと便利です。複数人のレビューを並べる場合も、「普段履くサイズ」「試着サイズ」「足の特徴」「部位ごとの感想」を同じ順番で載せましょう。
商品の幅の種類や仕様が変わったときは、以前のレビューをそのまま使えるかも確認します。どの商品を履いた感想なのかが分かるよう、社内では品番や確認日も残しておくと更新しやすくなります。
着用レビューを十分に用意できないときは
スタッフ着用レビューを充実させたいと思っても、日々の業務の中で試着や原稿作成の時間を確保するのは簡単ではありません。商品数が多かったり、スタッフの人数や足のサイズが限られていたりすると、すべての商品で十分な情報をそろえるのが難しいこともあります。
そんなときは、レビューの作成だけを社内で頑張るのではなく、サイズ選びを支援する仕組みを取り入れる方法もあります。
Perfittでは、靴の内寸や素材・構造などの情報に加え、テストユーザーが実際に靴を履いて確かめたフィット感のデータも、サイズ提案に活用しています。数字だけでは分かりにくい履き心地も考慮し、一人ひとりに合うサイズ選びを支える仕組みです。
EC向けの「Perfitt Size」は、こうした靴のデータと、スマートフォンで計測したお客様の足の情報を組み合わせ、その商品でのおすすめサイズを案内します。自分に近い足の特徴を持つスタッフのレビューが見つからない場合も、サイズを検討する手がかりになります。
すでに着用レビューがある場合は、商品ごとの履き心地をレビューで伝えながら、個別のサイズ選びをPerfitt Sizeで補う使い方もできます。レビューをまだ十分に用意できていない場合も、取り扱い商品や運用体制に合わせて、どのようなサイズ案内ができるかをご相談いただけます。
まずは、1商品のレビューを見直してみませんか
「ぴったりでした」で終わっているレビューがあれば、誰が、どのサイズを履き、足のどこがどう感じたのかを補ってみてください。新しい写真を撮ったり、文章を長くしたりしなくても、伝えられることはあります。
まずは、サイズについてよく質問される1商品から。記入項目を決めて試してみると、ほかの商品にも使いやすい形が見えてきます。
サイズ表や商品ページ全体の案内については、「靴ECのサイズ表だけでは伝わらないこと|商品ページで補いたい情報」もあわせてご覧ください。
「レビューを増やしたいけれど、試着や更新に手が回らない」「今ある商品情報だけで、どうサイズを案内すればよいか分からない」。そんなお悩みがあれば、Perfittにご相談ください。日本展開パートナーのアルテ株式会社が、取り扱い商品や現在の運用を伺い、Perfitt Sizeを使ったサイズ案内についてご案内します。
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